気づけば、人生のほとんどを「ぼっち」として過ごしてきました。寂しいかと聞かれれば「そう言う時もあった」と答えるし、気楽かと聞かれれば「それはそう」と答える。そんな私のぼっち歴を、簡単に振り返ってみます。
幼少期:野生児ぼっち
治安的に今では考えられないことですが、保育園にも幼稚園にも一人で通っていました。母親は超放任主義。外でも一人でウロウロ、近所の誰に見られても気にしない。
今思えば「野生児の放牧」みたいなものです。自由すぎるスタートでした。
小学校時代:ぼっち自覚期
集団登校が始まり、同じ班の子とは自然に友達になりました。でも、教室の中では相変わらず一匹狼。大勢と一緒に遊ぶより、一人で本を読んだり絵を描いたりしている方が心地よかったのです。
この頃、「あれ、私って集団生活苦手なのかも」と自覚し始めました。
中学時代:ストレスフルぼっち
通ったのはマンモス校。生徒数も多く、ヤンキーもゴロゴロ。毎日がストレスで、学校に行くと腹痛に悩まされるように。
前の席の子に声をかけられて友達になりましたが、四六時中一緒にいるのは正直しんどい。特に女子特有(?)の休み時間に一緒にトイレに行く謎の恒例行事が苦痛でした。これもまた、ぼっち気質の証拠です。
高校時代:不登校ぼっち
ヤンキーはいなくなったものの、やっぱり集団生活そのものが苦手すぎて腹痛継続。中学からの知り合いと何となく一緒にいましたが、2年の途中から不登校に。
それでも試験だけは受けに行き、なんとか卒業。根性だけは見せました。
卒業後:保育士挫折ぼっち
子ども好きだと思って保育士を目指し短大へ。ところが実習に行った幼稚園で目にしたのは、先生同士のドロドロや保護者対応の大変さ。そして子どもが「可愛い」なんて幻想だと知り、1年で退学。
「ぼっち以前に人間関係そのものが無理なのかも」と悟った瞬間でした。
フリーター時代:海外逃亡ぼっち
お金を貯めたくてバイトを掛け持ち。100万円貯めてアイルランドに飛びました。
しかし100万円では長期滞在なんて夢のまた夢。わずか3か月で帰国。短いけれど、自分なりに「自由ぼっち」を満喫した時間でした。
社会人時代:モテ期ぼっち
「そろそろ真面目に働こう」と正社員に。運送会社の事務員で夜勤を始めました。周囲はほとんど男性。なぜかモテました。ぼっちなのに。いや、ぼっちだからモテたのかもしれません。
そして入社1年で寿退社。人生は何があるかわかりません。
闇時代:結婚失敗ぼっち
幸せなはずの結婚生活。子どもも2人授かりました。が、旦那がクズすぎて生活はどん底。パニック障害とうつ病に。
「これ、何の修行?」と思うほど辛い5年を過ごし、離婚。めちゃくちゃ悩んだけど、それで良かったと今は思います。
シンママ時代:必死すぎて記憶なし
子どもが小さかった頃の記憶は正直あまりありません。とにかく毎日必死で、働いて、育てて、倒れそうになっても立ち上がって。
「どうやって生き延びたんだろう」と我ながら不思議です。
現在:やっと自由ぼっち
子どもも大きくなり、ようやく自分の時間を満喫できるようになりました。
ここまでの人生、ぼっちであることが私の弱点でもあり、最大の武器でもあったような気がします。孤独を恐れなかったからこそ、いろんな局面を乗り越えられたのかもしれません。
おわりに
振り返ると、ぼっちはずっと私の隣にいました。寂しさもあるけど、その分「自分のペース」で生きてこられたのも事実。これから先も、きっと私はマイペースぼっちとして歩んでいくでしょう。
それぞれのぼっち時代はいずれまた詳しく記事にしようと思います。