はじめに|推しがいるだけで人生が色づく瞬間
「40代にもなってまだ推し活してるの?」
「おばさんのくせに痛い」
そんな言葉を目にして、胸がチクリと痛む人も多いのではないでしょうか。
でも、誰かや何かを心から応援して、日常が少し明るくなること。
それは、本当はとても素敵なことなんです。
40代・50代になって「推し活」に夢中になるのは、決して“痛い”ことではありません。
むしろ今の時代、自分の幸せを自分で見つけられる女性こそが一番輝いています。
この記事では、
「おばさんの推し活」と言われがちな世代がなぜ推しに救われるのか、
そして周囲の目を気にせず楽しむためのコツを心理面から解説します。
1. 40代・50代女性が“推し”に惹かれる理由
仕事・家事・介護・人間関係……。
毎日が慌ただしく、自分を後回しにしてしまう40代・50代。
推し活の時間は、現実逃避ではなく、心を一度リセットして前を向くための休息時間です。
心理学的にも、好きなものに集中するとドーパミン(幸福ホルモン)が分泌され、ストレス軽減や気持ちの安定につながることが分かっています。
「推し活」は、自分を取り戻す時間でもあります。
子育てが落ち着いたり、仕事でも“誰かのため”が中心になっていた女性にとって、推しは“自分のための楽しみ”を思い出させてくれる存在。
「明日のライブ配信が楽しみ!」
「新曲の衣装が最高だった!」
そんな小さなワクワクが、人生をもう一度動かす原動力になります。

2. 「おばさんの推し活は痛い」と言われる理由とは?
「推し活=若い子の趣味」という固定観念が、“おばさんの推し活は痛い”という言葉を生んでいます。
しかし、今はSNSを通じて40代・50代の女性が推し活を堂々と楽しむ時代。
実際にライブ会場では幅広い年齢層が集まり、年齢を超えて推しを応援する姿が見られます。
グッズや遠征、イベント参加…。
推し活には確かにお金がかかります。
でも、それは浪費ではなく“自分の幸福を買う行為”。
20代の頃にブランド品を買っていたのと同じように、今は「推しに使うお金」が心を満たしてくれるのです。
3. 推し活にハマる心理|なぜ惹かれてしまうのか?
「推しが頑張る姿を見ると、自分も頑張ろうと思える」
この気持ちは心理学でいう代理的達成感と呼ばれます。
推しが努力して夢を叶える姿を通じて、自分の中の「まだ頑張れる自分」を再発見できるのです。
SNSやファンコミュニティで同じ推しを応援する仲間とつながることで、孤独を感じやすい世代でも安心できる居場所が生まれます。
推し活は、単なる趣味ではなく“人と心をつなぐ場”にもなっているのです。
4. 「痛い」と言われないための大人の推し活ルール
他人の目を気にして“見せるための推し活”をしてしまうと、楽しさが薄れてしまいます。
SNSで「若作り」「痛い」と言われるのが怖いなら、無理に投稿する必要はありません。
自分の心が動く推し活を大切にしましょう。
課金しすぎたり、現実をおろそかにしてしまうと、“依存している”と思われてしまうことも。
推しは人生を彩るスパイス。
生活とバランスを取りながら、長く楽しむ意識が大切です。

5. 独身女性の推し活が持つ“自由と強さ”
家族の予定に縛られず、自由に時間を使えるのは独身女性の特権。
チケットを取るも、グッズを飾るも、すべて自分のペースでOK。
“誰かのため”ではなく“自分のために動ける生き方”は、実はとても贅沢です。
推しは現実のパートナーではないけれど、つらい時期に心を支えてくれる存在です。
「推しの笑顔に救われた」「歌声で前向きになれた」
そんな経験をした人も多いはず。
それは依存ではなく、健全な心の支え。
孤独を感じやすい世代にとって、推しはまさに“人生の灯り”です。
6. 推し活を通して見つかる“自分の幸せ”
朝、推しのニュースをチェックして元気をもらう。
休日、推しの曲を聴きながら家事をする。
そんなささやかな時間が、心を穏やかにしてくれます。
小さな楽しみを積み重ねることが、幸せの習慣になるのです。
推しを応援する中で、「私も何かを頑張りたい」と思えるようになる人も少なくありません。
推し活は、人生を前向きに生きる力をくれる活動でもあるのです。
まとめ|“痛いおばさん”でもいい。幸せならそれが正解
「推し活してる40代なんて痛い」
「おばさんのくせにまだ夢中なの?」
そんな言葉に傷つく必要はありません。
誰かを応援できる心、好きなものを大切にできる気持ち。
それこそが、人生を豊かにしてくれる宝物です。
40代・50代の推し活は、
“人生の再スタート”を後押ししてくれる最高のエネルギー。
「若い子みたいに騒げないけど、心はまだ動く」
その気持ちこそが、あなたがまだまだ人生を楽しめる証拠です。
推し活を通して、“自分を好きでいられる時間”を増やしましょう。
ぼっち女史戦記 
