1. SNSとの付き合い方に悩むおひとりさま女性たち
「SNSを開くと、なんだか疲れる」
そんなふうに感じたことはありませんか?
おひとりさまの暮らしをしていると、SNSは外の世界とつながる大切なツールになります。
誰かの日常をのぞいたり、ちょっとした出来事を発信したりすることで、孤独感が和らぐ瞬間もありますよね。
でも同時に、
- 他人の充実した投稿を見て落ち込む
- いいねの数で一喜一憂してしまう
- 更新しないと「置いていかれる気がする」
そんな負の感情もつきまとうのが現実。
特に40代・50代のおひとりさま女性にとって、SNSは「情報ツール」であると同時に「心の負担」になることもあるのです。
実は私もそんな1人で、長年やっていたXのアカウントを削除してしばらくSNSから離れていました。

2. SNS疲れを感じる瞬間
SNS疲れとは、SNS上のつながりや情報の多さに心が追いつかなくなり、ストレスや無力感を感じる状態をいいます。
実際にSNS疲れを感じる瞬間として、こんな声がよく聞かれます。
- 「みんな楽しそうで、自分だけ取り残された気分になる」
- 「いいねをもらえないと、なんだか虚しくなる」
- 「コメントのやり取りに気を使ってしまう」
- 「誰かの意見にモヤモヤするけど言えない」
SNSは便利だけれど、自分の心の余裕を削る存在にもなり得ます。
特におひとりさま生活では、リアルな人間関係が少ない分、SNS上での出来事に心が揺さぶられやすいのです。
文字だけのやり取りだと誤解を生じることもあり、SNS上の人間関係でトラブルが生じることもあります。
3. SNSをやめられない理由
「じゃあ、やめてしまえば?」と思っても、簡単にはやめられないのがSNS。
理由はシンプルです。
SNSには「つながっていたい」という人間の本能的な欲求が詰まっているからです。
- いいね=承認欲求の満たし
- フォロワー=仲間意識の象徴
- タイムライン=世界との接点
おひとりさま女性にとって、SNSは「孤独を感じないための小さな窓」のようなもの。
完全に手放すよりも、“ちょうどいい距離感”を見つけることが大切です。
私自身も、SNSとの距離感を考えさせられる出来事がありました。
ある日、誰かの投稿に対して「なるほど」と思う意見をリポストで軽く添えたことがあったんです。
投稿者に直接向けたつもりはなく、ただ自分の感じたことを言葉にしただけでした。
ところが、その投稿者が強く反応し、思いもよらぬ形で攻撃的なコメントを受けました。
「そんなつもりじゃなかったのに」と何度も思いましたが、SNSでは相手の受け取り方次第で意味が変わってしまうことを痛感。
その一件以来、引用やリプライが怖くなり、投稿する手が止まってしまったのです。
SNSは気軽に発信できる反面、感情の温度差が伝わりにくい世界。
悪意のない言葉でも、誰かの心を刺激してしまうことがあります。
それ以来、私は「投稿前に一呼吸おく」ことを意識するようになりました。
ほんの少しの慎重さが、心の平穏を守ってくれると感じています。
4. おひとりさまにおすすめのSNSとの距離のとり方
毎日発信する必要はありません。
疲れたときは「見るだけの日」にする。
「投稿しなきゃ」と思うプレッシャーを手放すだけで、気持ちがずっと楽になります。
ネガティブになる投稿や、比較してしまう相手は思い切ってミュート。
SNSの世界は、あなたが選んだ「心地いい世界」にしていいのです。
朝からSNSをチェックすると、他人の情報で頭がいっぱいになりがち。
夜のリラックスタイムにだけ開くなど、見る時間を限定すると心が落ち着きます。
暮らしのアイデア、料理レシピ、ひとり旅の情報など、
目的を「情報収集」に絞ると、他人と比べる気持ちが減ります。
SNSから離れても楽しめる時間を持つこと。
例えば、
- 一人でカフェめぐりなどソロ活を充実させる
- 趣味のノートづくり(思考の整理にも有効)
- 近場の公園を散歩
「画面の外の世界に自分の居場所がある」と感じられるようになると、SNSへの依存が自然と減っていきます。
5. SNSとの距離がうまくいっている人の特徴
SNSをうまく使いこなしているおひとりさま女性には、共通点があります。
- フォロワー数を気にしない
- 自分のペースで投稿する
- SNSの外にも楽しみを持っている
- 比べるより「参考にする」視点を持つ
「みんなすごいな」と思う代わりに、「こんな生き方もあるんだ」と受け止められるようになると、SNSが“刺激”ではなく“気づき”に変わります。
6. SNSをやめたら孤独になる?いいえ、むしろ心が自由に
SNSを見ない日を過ごしてみると、「意外と平気だった」という人が多いです。
なぜなら、SNSを見ないことで他人の時間軸から離れ、自分のペースを取り戻せるから。
おひとりさまの強みは、誰にも合わせなくていい自由。
SNSの世界から少し離れることで、その自由がよりくっきりと感じられます。
孤独は、悪いものではありません。
誰にも邪魔されない時間をどう使うかで、人生の充実度は大きく変わります。
7. まとめ:SNSは「暮らしのスパイス」程度でちょうどいい
SNSは、人生のメインディッシュではなく“スパイス”くらいの存在でちょうどいい。
- 疲れたら見ない
- 比べたくなったら距離を置く
- 心が軽くなる投稿だけを選ぶ
そんな小さな意識の積み重ねが、心の平穏を守ります。
おひとりさまという生き方は、孤独ではなく「自分と仲良くなる時間」が多い生き方。
SNSに振り回されず、自分のペースで暮らすことこそが、これからの時代を軽やかに生きる秘訣です。
上記の解消法を念頭に置いて、最近新たにXのアカウントを新規で作りました。今度はちょうど良い距離感で付き合っていこうと思います。
ぼっち女史戦記 
