年末になると検索数がグッと伸びるこのワード。
「忘年会 行きたくない」
はい、わかります。
忘年会シーズンに突入すると、私も毎年のようにこのワードを検索窓に打ち込んでいました。
「行かなくていい理由をください…誰か…」
「体調不良って毎年言ってたらバレる?」
「そもそも忘年会って必要ですか?」
そんな心の叫びを抱えながら過ごす12月。
しかし今年、私はその“壁”を乗り越えました。
なぜなら――
会費が1000円だったから。
いや、これはもう…行くでしょ?
ホテルの料理が1000円ですよ?
忘年会がどうこうより、「格安で食事と酒が楽しめる」という文章に弱いのです。
ということで、毎年欠席していた私が、初めて職場の忘年会に参加してみた体験談を紹介します。
忘年会に行きたくないあなたに、少しでも気持ちが軽くなるヒントをお届けできれば嬉しいです。
私の仕事は“訪問介護”。そりゃ顔を合わせないよね問題
私は訪問介護のヘルパーとして働いています。
仕事は基本 ひとり。
他職員と顔を合わせることはほぼなく、「職場=現場と自宅の往復」という毎日。
名前を知らない人も多く、「同じ職場の人なのに初対面」ということが普通にあります。
なので忘年会というのは、私にとって 広めの部屋に知らない人が大量にいる謎イベント みたいなものなんです。
正直、お酒の席でワイワイするのも得意じゃないし、なにより“会話が続く自信がない勢”としては相当な勇気が必要。
それでも「1000円…1000円なら…」と、
格安コース料理の誘惑に負け、初参加を決意。

そして迎えた当日。
席に着くと、案の定 全員初対面。
「はじめまして〜」
「はじめまして〜」
…はい、以上。
ここから私のひたすら飲み食いモードが発動します。
だって気まずいんだもん!!!

唯一の救いは、飲み放題のアルコール。
黙々と呑み続ければ、とりあえず時間は過ぎていきます。
会話はほぼゼロ。
感情の起伏もほぼゼロ。
ただひたすら、料理とお酒を楽しむロボットになりました。
結論:楽しくはなかった。でも“割り切り”には価値がある
正直に言います。
楽しくはなかったです。
ただし!
1000円でホテルのコース料理とお酒を堪能できたと考えれば、
「飲み食い目的のイベント」としては 充分“アリ” でした。
もちろん、みんなでワイワイが楽しいタイプの人には物足りないでしょう。
でも、私のように
- 大勢が苦手
- 仕事仲間と会う機会が少ない
- でもおいしいものは食べたい
- 人見知りが爆発しがち
というタイプには、
「交流のためではなく、食事のために行く」
という割り切りは意外といいかもしれません。
「忘年会に行きたくない」は悪いことではない
そもそも忘年会って、“全年齢・全性格タイプに対応した万能イベント”ではありません。
行きたくないと思うのは、あなたが悪いわけじゃなくて、ただ イベントの仕様があなたの性質に合ってないだけ。
ゲームでも、料理でも、洋服でも、合う・合わないがあるように、忘年会にも合う・合わないがあるだけなんです。
だから、大丈夫。
「忘年会に行きたくない」はよくあることです。
なぜ、私たちは忘年会に行きたくないのか?
これが最大の理由でしょう。
- 職場の延長線上にある空気感: 普段の人間関係の上下関係や力関係が、形を変えて持ち込まれるのが忘年会です。リラックスできません。
- 気を遣うのが疲れる: 上司にお酌をする、話の輪に入ろうとする、知らない人と無理に会話を繋げる…。「楽しんでいるフリ」をする精神的なコストが非常に高いのです。
- 知らない人との交流: 部署が違う、職種が違うなど、普段交流のない人との席で「初めまして」から始めるのは、仕事外では苦痛でしかありません。
「会費が高すぎる」という物理的な理由も大きいです。
- 数千円〜1万円以上の出費は家計に響きます。その対価として得られる「楽しさ」が見合っていると感じられない。
- 貴重な週末の夜や休日の時間を、気が進まない集まりのために削られるのが嫌だ。
お酒が苦手な人や、そもそも大勢で騒ぐ雰囲気が好きではない人もいます。
- 仕事納め後の夜くらい、家で静かに過ごしたい。
- 飲めないのに「飲め」と勧められるのが嫌だ(アルハラ)。
- 周りが酔ってくだを巻いているのを見るのが不快。
行きたくない場合の選択肢
とはいえ、「どうしても参加しないといけない…」という人もいるでしょう。
そんな時は、私のように “割り切り参加” という方法もあります。
- 美味しい料理を食べる時間だと割り切る
- 一番端の席で静かに過ごす
- 飲み放題を最大限楽しむ
- 無理に輪に入ろうとしない
- 帰り時間を先に宣言しておく
これだけで、心の負担はかなり軽くなります。
忘年会「行きたくない人」用 最強断り方10選
- 「家族と過ごす約束してるんです」 → 最強・誰も突っ込めない
- 「12月は予定が詰まってて…」 → 具体的に言わないのがコツ
- 「最近体調崩しがちで大人数は控えてます」 → 健康理由は無敵
- 「どうしても外せない予定が入っちゃって…」 → どんな仕事でも通用する万能フレーズ
- 「会費ちょっと今キツくて…」 → お金は最強のタブー
- 「私お酒飲めない&大人数苦手なんです」 → 性格にされると誘いづらい
- 「年末に引っ越し予定でバタバタしてて…」 → 完全ブロック
- 「実家で年越しそば作るのが恒例で」 → 伝統カードも効く
- 「毎年参加してないので今年もお休みします」 → 正直が一番
- 「誘ってくれてありがとう!でも今回は遠慮します🙇♀️」
まとめ:行かなくてもいいし、行くなら“食べる目的”でもいい
5000円以上取られる忘年会なら、私は今でも欠席します。
でも2000円以下でまともな料理が出るなら、 「格安グルメツアー」だと思って行っちゃってもいいかも、と思えるようになりました。
要は「自分が何を求めてるか」をハッキリさせることだけ。
- 純粋にみんなと飲みたい → 行く
- ただただ疲れたくない → 欠席
- 料理と酒だけでいい → 割り切って参加
今年の忘年会、どうするかはあなた次第。
無理に行く必要は全くないですよ。
ただ、もし会費がバカ安だったら… 「1000円のフルコース…」って自分に言い聞かせて、 一回だけ行ってみるのも、 案外アリかもしれません(私は来年も1000円なら行きます)
今年もあと少し。 忘年会で消耗するより、自分の好きなことで年を越しましょうね。
ぼっち女史戦記 